一章♯第一話♯

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哨政省とは、現代でいう政府の事である。 リアード「しょうがねぇ。こっちから掛けるか。」 ラニア「あ、晶携ならこっちにあるよ」 晶携。それは、政府・ギルドマスター・キングに与えられる、時計型の携帯だ。3Dになっており、魔力を流しこみ、相手の晶携に念を送ると通じる。念話とは違い、人型が現れるが、音量があるため、会話がつつぬけになる。 リアード「え、腕にはめておいた……ってない!」 ラニア「当たり前じゃないですか。付けるの忘れて総集会にいったんですから」 リアードはそうだったけ、といいながら晶携を取り、念を送る。 ブツッ 「サラおそい」 3Dで現れた男、ショウ・ハイヤ。S級ギルドマスターの一人で、【光】というギルドを持っている。 S級ギルドマスターでありながらも政府機関にも所属している。 リアード「しょうがないだろ。晶携ギルドに忘れてたんだから。」 ショウ『はぁ。そういうこったろうとおもったわ。で、髪は??ギルドに戻ったのに』 意味深な言葉だ。 リアード「あ、そうだった。“解除”」 そう呪文を唱えると、リアードの肩ぐらいの黒髪が腰あたりまで伸びる。 ショウ『相変わらず綺麗だな。』 リアード「褒めても何もでねぇぞ」 .
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