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「…なんかみんな雨野のこと見てんぞー?」
「……は?」
市村君の言葉をきき、私は周りを見わたしてみた。
「……………。」
女子のみなさんが私を睨んでる。
そっか。嫉妬…。
木内君はかなりモテるし、市村君も隠れファンが多い。
で、私がその二人と同じチームになったから…。
「おまえ、嫌われてんなー」
「女達の嫉妬でしょ。ごめんね、雨宮さん…。僕がかっこいいせいで…」
市村君…相変わらず殺意がわく。
木内君も…ほんとこんなキャラだっけ?
よ、よし。
私は1つの手段に出ることにした。
とりあえず、近くの女子に声をかけることにした。
「あ、あの」
「…何?」
「もし良かったら…私の変わりに二人と同じチームになって下さい…」
「え?」
女の子は驚いている。
私が言葉を発しようとした瞬間、
ガバッ
と、市村くんに口をおさえられ、もう片方の手を肩に回された。
「ッ!?ンーンー、」
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