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それから毎日、
あたしはあの道を通った。
期待を胸に秘めながら。
「亜依ちゃん!!」
振り向くとそこには、
龍也がいた。
「また会えたね。」
その笑顔に
また惹かれてく。
「亜依ちゃん仕事帰り~?」
「う、うん。」
あたしは少しとまどいながら答えた。
「あはは。そんなに緊張しなくて大丈夫だよ。亜依ちゃんて人見知りするの?」
彼の言うとおり。
あたしは少し人見知りをする。
「そっか。じゃあ早く俺には慣れてね☆」
そんなことを軽々と言えるなんて。
あたしは少し顔が赤くなった。
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