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『で、具体的にどんなことが出来るようになったんですか!?』
零治はウキウキしながら木佐木博士の前で跳ねる。
『ここまで言っても気付かない…??
さっき自分で「瞬間冷却の技を使った後、手が熱かった」って言ってたじゃないか!!
まあ基本的な物で言うと、
冷却で得た熱エネルギーをそのまま放出させることで目標の物体を発火させることが出来る
とかかな…』
『俺そんなこと出来ちゃうの!!!!!だから手が熱かったのか…』
『ねぇ博士それ以外は??』
『それでも科学研究部(ステータス)か??自分で調べたりもしないと、能力が衰えるぞ…!!
まったく…しかもまだ君は相力交換(フェイズバーター)の決定的な欠点を克服してない。』
『欠点…ですか?』
零治は急に覚めてしまった。
『そう、欠点。この能力に必要不可欠なのは、
[高い演算能力]だ。
これがないとエネルギーを変換出来ない訳だ。
一方通行(アクセラレータ)は
あんなふうに見えて…いや…見るからに、凄まじい演算能力を持っている。』
『演算能力…キツいわぁ!!orz』
零治はがっくりと床に手をついた。
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