とある路地裏の相互通行(インディシデータ)

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『その音はキャパシティダウン!!その音を聞いたら演算能力が低下しちゃうよ!!』 澪がまたしても叫ぶ。 コーヒー牛乳少年は頭を抱えて座り込む。 『じゃ死ね…』 モヒカンがそう言うと 360度全方位から銃弾が飛んでくる。 『いや…いや…いやーっ!!』澪が叫んでいる。 少年はむっくりと立ち上がり、『まったく…』 そう言って突っ立っていると、 全方位から弾丸が勢いよく飛んできた。 だがその弾丸は少年に当たる寸前でポロポロと落ちていった。 『なんだコイツ!!キャパシティダウンが効いてねぇ…』 モヒカンが一歩後ろに下がる。 『まったくもって、なってないよ君たち!!』 コーヒー牛乳少年がそう言いながら彼は電池を取り出した。 しかもボタン電池である。『君たちはこれから この“ボタン電池”でやられる。』 『なめた事言ってんじゃねーぞ!!この糞ガキ!!』 ニット帽を被ったスキルアウトの一人が殴りかかる。 コーヒー牛乳少年はボタン電池を持って 『お前らは俺に勝てない。』 そう言うと殴りかかって来たニット帽にボタン電池を向ける。 その瞬間、彼の手から強力な青い稲妻がニット帽のスキルアウトを突き抜けた。 ニット帽のスキルアウト全身から煙を吹き出し白目になっている。 その後約20人のスキルアウトが丸焦げになったのは言うまでもない。
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