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荒谷、速水、零治、相見、ノエルの5人は横一列に
並んで大浴場へと入った。
『そう言えば相見、今日は風紀委員(ジャッジメント)の仕事は上手くいったのか!?』荒谷の声が銭湯に響く。
『静かにしてて下さいよ先輩…
僕が風紀委員(ジャッジメント)してるって話は秘密だって校長から聞いてるでしょ??』
相見はとても焦りながらそう言った。
『大丈夫でしょ…あそこの風紀委員(ジャッジメント)の
支部は全員が科学研究部(ステータス)だし…』
と零治は頭の傷を気にしながら言った。
零治の言う通り、
相見の勤めている風紀委員(ジャッジメント)の第104支部は全ての風紀委員(ジャッジメント)が科学研究部(ステータス)である。
と言うより、科学研究部(ステータス)の部活動の一環として風紀委員(ジャッジメント)になることが一つの部活動になっていると言っても良い。
大体の学校ではその学校の生徒のみが風紀委員(ジャッジメント)となることが多いため、科学研究部(ステータス)が風紀委員(ジャッジメント)を牛耳ることについてはなんの差し支えもない。
風紀委員(ジャッジメント)だけに入りたい!!と言う正義感溢れる生徒はこの鷺ノ宮学園にはいないのだ。
なお風紀委員(ジャッジメント)には速水は所属しているが、荒谷と零治は所属していない。
『そうは言っても一般人に聞かれたらマズイでしょ!?』相見は零治の頭をグリグリしながら言う。
『ねぇ零治、風紀委員(ジャッジメント)って何??』
唐突にノエルが聞いてきた。
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