おじいさんとの出合い

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話は数年前に遡る。 母「どう、ビクターちゃん。旅行に来てよかったでしょう?自然もいっぱいあるし。」 父「父さんも思いきって休みをとってよかったよ。 ビクター、川で魚釣りをやろうな。」 母「ビクターちゃん?あ…あなたっ!!ビクターちゃんがいないわよ?」 父「な…なに?」 -数年前の牧場- おじいさん 「おや、そこで泣いているのはだれだい?」 迷い込んでしまったビクターは事情を説明した。 おじいさん 「なんと、迷子になってしまったのか。かわいそうに… おお、連絡先のフダをさげとるな。どれ、わしが連絡してきてやろう。」 -しばらくして- 母「どうもありがとうございました。」 父「私たちは都会暮らしでして、息子に息子に自然を見せてやりたいと思い、今回の旅行を計画したんですよ。」 おじいさん 「ほほう、なるほど。 そうだ、よかったら、この牧場で何日か過ごされてはどうですか?」 父「ご迷惑ではないですか?」 おじいさん 「わしには身内は一人もおりませんし、気兼ねする必要はないですよ。」母「よかったわね。ビクターちゃん、思いっきり遊んでいらっしゃい。」
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