出発

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牧場では様々な思い出ができた。 牛や犬と戯れた思い出、 馬に乗った思い出、 一羽の鶏を追いかけ、沢山の鶏に追いかけ返された思い出、 近くの海の桟橋で石を投げた思い出、 そうして何日かたったある日、ビクターは裏山の中腹で大自然のなかで寝っていた。 ??「~ぃ…お~い。」 ビクター「!」 気がつくと隣に少女が立っていた。 少女「あんまり静かだから、死んでるかと思ったわ。なんであんたこんな所で寝てるの?」 ビクターは事情を説明した。 少女「へぇ~ちょうどいいわ。わたし、暇なの。遊んであげるわ。感謝しなさいよ。」 ビクター「…」 少女「ダマってたら、おましろくないじゃない。そうねぇ、あんたの身の上話でも聞いてあげるわ。ほら、さっさと話しなさいよ。」
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