出発

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少女との出合いから数日が過ぎた。 おじいさん 「楽しかったかい?」 ビクター「うん!」 おじいさん 「そうか、そうか。わしも孫が出来たみたいで楽しかったわい。 ご両親がもう帰ると言っておるぞ。そろそろ、お別れじゃな。 おぉ、そうだ。ボウズさえよければ文通でもせんか?」 ビクター「うん!」 おじいさん「そうか、やってくれるか。じゃ、わしの住所を教えておこう。」 ビクターがおじいさんに別れをつげて帰ろうとしたとき。 少女「あれっ、もう行っちゃうの?」 あの少女がまた現れた。 少女「あんたが帰ったら、ヒマになっちゃうじゃないの。また、こっちに来たら遊んであげるわ。」 おじいさん 「友達が出来たみたいじゃのう。また来るときの楽しみも増えたの。」 おじいさん 「手紙…待っとるからの………」
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