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ネロ「さあ始めるか…」
ネロは芝刈りを始めたようです。
しかし手には鎌を持っていません。
どのように刈るのか…。
ネロ「フン、ハッ、フン」
なんと体内からカマキリを出して刈り取っています。
木とか薙ぎ倒しているけど、いいんすかねぇ…。
ネロ「ふむ、見渡す限り一面の草原だ。良い仕事をした」
自然を大量破壊した挙句、一人悦に入っているネロ。自然は大切にしてほしいものです…。
ネロ「さて、次は洗濯だ」
川に辿り着いたネロは、大きな籠に入った洗濯物を取り戻しました。
ネロ「…」
地道に手揉みで洗っていきます。腰が辛そうですが、昔の人々はこうやって洗濯していたのです、耐えるんだネロ。
ネロ「ふぅ…」
洗濯物も残り三分の一になった頃、ネロは川上から大きな桃が「どんぶらこっこ、どんぶらこっこ(当然擬音)」と流れてくるのを発見しました。
ネロ「何故桃が…。ふむ…。」
ネロは暫く思考し、こう言いました。
ネロ「我が同胞達よ、今日は馳走だ。存分に味わうが良い」
666の獣達がざわめきます。
おや、桃の様子が…?
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