山下 光太

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「……ハァ……何故っ……こ、こんな事に……ハァ……」 前々から思っていた事なんだが、なんてオレは運がない人間なんだ? おい、どこにいるか知らねぇけどよ……。 オレと勝負しろ! ゴッド!! 無謀な戦いだとは思うが、それでもオレはお前が許せん。 神――お前は一体、何が楽しくてオレを虐める? もし、目の前に神様が降臨するなら、オレは躊躇う事なく殴り掛かるだろうな。 そして最後にこう言う。 『月に代わって、お仕置きよ!』 私こと山下 光太は今、あれ、チーターに勝てるんじゃね、ってくらいの迅速の速さで走っている。 この世に、牛乳さえなければこんな事には――。 「牛乳の馬鹿ヤロー!!」   
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