突然ってのは、みんな驚くよな!

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「また明日からも、今日みたいに話せるよね?」 宮本の案内で宮本家に向かっているその途中、宮本がそんな事を訊いてきた。 「さぁな? でもお前、オレのこと振り向かせるんだろ?」 そんなこと解らない、それはお前次第だからな。オレは話したくないなんてことは思ってない。 オレ達は今、肩を並べて歩いているんだが、他の目から見たらカップルに見えてんのかね? でも手を繋いでないから大丈夫か? いや、それが判断基準ってのもおかしいか。 「そういえばさ、なんで宮本はオレの事……その……好きなの?」 こんな疑問がふと浮かんだ。フった人がそんな事を聞いて不謹慎だとは思ったが、どうも気になって眠れそうにない。 「フった相手に普通そういう事、聞きますか? まぁ、でも教えてあげますよ~」 うわぁー、敬語でありながら、すげぇ上から目線。 幾らオレがイケテるメンツの域に入ってるからってなー、突然、告白なんてあるか? なんかオレの事を、好きになったきっかけがあったんじゃないか? だけど、オレは全く宮本と関わった覚えがないんだよな。 「あれは……四年前の事だったかな~?」 っといきなり喋りだした。これは……回想入っちゃいますか?
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