月曜日の学校ってだるいよね!

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「とにかく、無理なもんは無理だ!」 オレだって、まだ15だぞ? あれ……いや、16だ。危うく自分の歳を間違えるトコだった。 早死にしたくねぇよ。やりたい事いっぱいある……よ? 待て、ワカラナイ。 やりたい事が、ワカラナイ。 「やだもんねぇ~だ。一緒に行こっ?」 舌をぺろっと出した仕草にキュンときたが、そんなことより、宮本はオレの腕にしがみついてきやがったのだ。 宮本の髪の良い香りに酔いしれてる……。ああ、これ、精神安定剤にしたい。 やべぇ……。今のオレ、マジで気持ち悪いわ。自重自重。 オレがそんなものに負けるわけ――。 「しょうがない、今日だけだぞ」 あるだろっ! 「やったー」 「マン」 マン? いや、深くは追求しない。 そして、ついに校門前まで着いてしまった。 「おい、あれ宮本さんじゃないか?」 「可愛いなぁ~」 「ホントだ。ってかあれ誰だよ?」 「おい! 離れろよ!!」 「糞死ねぇ」 「僕の宮本さんから、離れろ~」 みんなからの罵声が……ってかこれだけ言われて、耐えられるオレって実は凄い奴なんじゃないか? 違いますね。 ただ言い返すのが恐いだけで勇気のない情けない男ですよ。 そりゃ、好きでくっついている訳じゃねぇよ? 離れたいけど、男の本能には勝てないんだよ。 死亡フラグ確立決定。オレの人生終わったよ。みんな、ありがとう。
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