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「じゃあ、まずはだなぁ――」
オレは昨日あった告白云々を端的に且つサルでも理解出来る程、解りやすく教えてやった。
「――成る程な……。お前の気持ちは良く解った」
「って事で、もういいだろ?」
あんまし、こう恋愛の話するの好きじゃないんだよな。
「駄目だっ!!」
うおっ! 恐ぇ~、今の顔。イケメン顔が台無しだぜ。だけど、女子からしたらキャーみたいな感じなんだろうな。
なに? ギャップってやつ?
べ、別に羨ましくなんかないんだからねっ!?
「っで何が駄目なんだ?」
「宮本さんどうすんだよ? まだ光太の事は好きなんだろう?」
確かにアイツはオレの事を諦めないと言っていた。別にオレはあいつの恋愛を否定したりはしないから、どうぞ、ご勝手にって感じなんだがな。
冷たいなんて言うなよ?
仕方がない事なんだ。
「オレの答えは変わらない、今まで通り接するだけだ……」
今まで通りとは言うが、オレからはあんまり近寄らない方がいいな。
期待には応えられないんだ、もしかすると傷付けてしまうかもしれない。
「そんな事より、タッキーはどうなんだよ?」
タッキーも人の恋愛ばっか応援してないで、自分の事を考えろよ。
「どうなんだって?」
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