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すばるの声にふと我にかえると
すばるの首筋に紅い華が咲いてた。
赤「に、にぃちゃん…?」
弱々しく握られた裾に
伝わるほど震えるすばる。
黒「…すばる。」
ずっと、ずっと前から好きやった。
もうこれ以上すばるが
大人になるのを黙って
見てられへんような気がした。
もう止まれへん。
もう…止められへん。
赤「やっ…兄ちゃん!」
なんも聞こえへん。
全部壊れてもいい。
俺だけでいっぱいになって…
好きやって、言ってや
なぁ…すばる。
end
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