黒+紫

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赤「横か?」 紫「えっ…なんで…?」 気になる奴としか言うてへんのに わかるとかなんぼやねんな。 赤「見てたらわかるわ。」 橙「信ちゃんいつも裕ちんのこと   目で追ってますもんね。」 赤「本人は気付いてないかも   やけど、周りからすれば   丸わかりやで?」 紫「あ…」 交互に淡々と話す2人の言葉に 頭が真っ白になる。 紫「確かに…気になる。   気付けばいつも見てる   おらな寂しいし…   なんか物足りんねん…」 橙「それが…好き…なんちゃいます?」 紫「…え?」 丸はいつもの優しい笑顔で 俺に笑かけてくれる。 赤「せんのか?…告白。」 紫「でもな…」 赤「今の関係崩れたら…って?」 丸とは逆に力強い眼で 俺を見て話すすばる。 橙「でも…今のままで   いいんですか?」 紫「…関係が崩れるぐらいなら…」 赤「当たって砕けろちゃうんか。」
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