出会い

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「あの…?」 「あ、あの…」 俺が声をかけるとその子もハッとして やっと第一声を発した。 「…なんか用ですか?」 戸惑いがちの彼女に俺はもう一言付け足した。 この人は別の現場のスタッフで、今日俺らがいることを聞き付けてサインかなんかを貰いにきた…、なんて あまりに意図が見えないから俺はこんな予想をしていた。 バタン 「!」 そんなことを考えていると彼女は楽屋のドアを閉めて俺の方へ向き直した。 「…?」  
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