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「……なに?」
未だ俺を下から見つめている彼女に声をかけた。
何?この熱い視線?
なんとなく目をそらす事ができず、睨めっこのように見つめ合っていた。
「元気だね、増田くんて」
「…まぁ、元気だね」
チラッとマッスーを見ると何やら鞄から自前のスナック菓子を取り出して、バリバリ食べ初めていた。
そんなマッスーを見てフフッと笑う。
そうこうしている内にメンバーが続々と登場してきた。
「おはー」
「おはようございまーす」
小山とシゲ。
その後ろに亮ちゃんと手越。
「…知らん子がおる」
「あれ、ホントだ。どしたの?」
皆揃ったし、説明するか…。
イスに座ったままの彼女の背中をポンと叩くと、その合図に気づいて立ち上がった。
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