*Ⅱ~王子様のお気に入り~*

3/13
前へ
/72ページ
次へ
百合が職員室の前を突っ切って、丁度昇降口の角に差し掛かった時 ドンッッ 百「いった…」 昇降口の方から曲がってきた人物とぶつかってしまった 「ごめんね💦君…大丈夫?」 スッと差し出された手は細くて綺麗だが、声からして多分男子生徒なのだろう… 百「あっいえ…私が注意していなかったので…大丈夫ですから…」 差し出された手は断って自力で立ち上がった 後から私だって気づいた時に嫌な気持ちになられても困るしね… 百「それじゃあ失礼します」 相手の顔を見ずにペコリとお辞儀をして立ち去ろうとした百合の腕をパシッと誰かが掴んだ .
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

250人が本棚に入れています
本棚に追加