*Ⅱ~王子様のお気に入り~*

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ガチャッ… 王子が1つの扉を開けて、百合もそこに入るように促す 百「保健室…」 そこは白一色で統一された家具がそろっており、微かに薬品の臭いがする保健室だった… 誰が休んでいるのかベッドのカーテンはしまっているが、保健の先生は、不在のようだ 奈「君、こっちに座って?」 キョロキョロしていると王子が長椅子に促すので、大人しく座った 奈「傷の手当てするから、眼鏡外して貰っていいかな?」 綺麗な笑顔で聞いてくる王子…はい、かっこいいです//// てか、傷の手当てって!王子が私の傷をですかッッ!! 百「いっいやいや!いいです!!」 首と手をブンブン振って否定すると、王子はシュンとして子犬のような目で見つめてきた 奈「見ず知らずの男なんかに……手当てなんかして貰いたくないよね…」 今にも泣きそうな雰囲気をかもしだす王子様 百(どっどうしよう…💧) .
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