*Ⅱ~王子様のお気に入り~*

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百合が何も言わずに、どうしようか困っていると ポロッッ… ついに王子の瞳から涙が溢れだした… 百「えっ…ちょっと…」 百合がオロオロしている間にも王子の瞳からは、止めどなく涙が溢れ出てくる 百「どっどうして泣いてるんですかぁ…?」 こんな場面を王子のファンの子に見られたら、とんでもない! 奈「だって君…僕なんかに…手当てして欲しくないんだよね…なんか…勝手に手も引いて来ちゃったし…嫌われ…ちゃったよね…」 王子なんか勘違いしてる!? 百「ちっ違いますよ!ただ、私の顔は汚いから王子の綺麗な手が汚れてしまうんじゃないかと…」 百合が慌てて弁解すると王子は、チラッと顔をあげて「ホントに?」と聞いてきたその姿がなんとも可愛い//// 百「ほっ本当です!!」 奈「そっ?じゃあいいや。早く眼鏡外して?」 王子はニコォッと笑って言った 百(あれっ?さっきまで泣いてたよな…?) 王子の切り替えの早さに驚きつつも、言われた通りに眼鏡を外した .
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