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奈「うーん…前髪が邪魔で手当て出来ないから、前髪あげて貰ってもいいかなぁ?」
百「あっはい…」
この学院に入学してから6ヶ月。百合は、幼稚園の頃、男の子からのいじめの影響で人に素顔を見せる事が怖くなっていた…
前髪を上げようとする手が無意識に震えてしまう
私は、いじめられる位ブス…王子にまで拒絶されてしまうかも知れない…そう思うと、これ以上手をあげる事が出来ないでいた
奈「…どうしたの?」
優しい声に戸惑いつつも、百合は、話し出した
百「怖いんです…」
奈「えっ?」
百「私、ビックリする位ブスなんです。…そのせいで幼稚園からいじめられてて…王子だって私の顔を見たら、絶対キモいって思いますし…」
奈「………。」
何も答えてくれない王子…本当に悲しくなってきた
百「ごめんなさい…やっぱり自分で…「僕に君の素顔見せてみなよ」
百「え……」
百合の言葉を遮って笑顔で白い歯を見せる王子様
百「いえっあの…だから王子が幻滅して…「だーかーらー俺が見たいって言ってんだよ!」
えっ?
奈「キモいかキモく無いかは人の感性しだいだろうが?早く見せろ!!」
ズイズイと近寄ってくる王子
なんかキャラ変わってません💧?
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