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さっきいた体育館裏から百合が渡り廊下を渡って教室に向かう途中、凄まじい女の子の歓声が聞こえてくる
歓声の方に目を向けると、歓声の中心にいる人が笑顔を振り撒きながら校舎に入って行くのが見えた
あの人は、如月奈生くん。この薗川学院の王子様と呼ばれる人物で、そのあだ名の通りの綺麗な容姿をしている。
私とは正反対の人…
そして、私の憧れの人…ブスに言われても嬉しく無いんだろうけどね…
百「私も王子みたいに綺麗に生まれてたら、こんなに辛い思いしなくていいのかなぁ…」
なぁんて叶いもしない夢を呟いてみる私…
願う位は許されるよね?
百合は、教室に向かって再び歩きだした
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