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そういえば、今朝の天気予報、晴れだったな。まだシャッターのように開いていない目と、ついでに頭も開店する。これからあの『金髪姫』のとこに向かうんだ。
「俺、保険かけたっけ?」
「ふりかけならね。」
「隣人はスナイパー!?」
そういえば、城は徒歩一分でした…
「おはよ、鍵かけたか?」
「うん。」
「飯は?」
「適当に食べた。」
「仏さんに手ぇ合わせた?」
「家は一人暮らしよ!」
「何、ひ●らし!?」
「お前、毎朝ウザイよ」ボスッ!
きつい蹴りをもらいました。
そうこうしている間に学校が見えてきた。
「登城かぁ…」
このおてんばの
『眉島羅奈』(みしまらな)
を連れて…
「黙ってたら可愛いのによぉ。」
「何か言った!?」
「別に。」
坂を登った。小さな、小さな桜のつぼみが揺らいでいた。
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