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「やめてよ 陸!痛い~!」
「コラッ!陸!晴夏 泣かせちゃダメだろ?」
「兄ちゃんはいっつも晴夏をかばうんだからっ!」
「当たり前だろ?男は女の子を守らなきゃダメなんだ!泣かしちゃダメなの!分かった?陸。」
「ありがとう…愁ちゃん。」
あたしの子供の頃の思い出には、必ず二人の男の子がいる。
2つ上の愁ちゃんと、あたしと同い年で愁ちゃんの弟の陸、そしてあたし。
あたし達3人は、いつも一緒に遊んでた。
意地悪ばかりする陸に泣かされたら、いつも愁ちゃんがあたしを守ってくれた。
他の子にいじめられて泣いてたら、二人で守ってくれた。
あたし達は幼馴染み。
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