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次の日、登校中蒼は美蘭に会った。しかし昨日のことがあったせいで殆ど会話せずに学校に着いた。教室でも雑談せずそのままHRになった。
「・・ように。それでは明日から始まる秋休みについて話しがある。まず、いつも言ってるが街で能力は使わない。それと・・」
(・・・そっか、明日から秋休みか・・・)
蓮のことで頭がいっぱいだった蒼はそのことを忘れていた。横目で美蘭を見ると美蘭も忘れていたらしい。
そんな顔をしていた。
(蓮のいない休みかぁ~・・つまんね~な・・・)
そんなことを思いながらHRを聞いていた。
「それでは、これで秋休みについての話しを終わります。・・・おっと忘れるところだった。最後に悲しい報せがある。」
(何だ?先生辞めんのか?)
と変なことを思っていると、
「今先生辞めんの?とか思った奴、後でしごいてやろう」
その瞬間蒼を含めクラスの半数以上が凄い顔をした。
もちろん美蘭も入っている。
「・・・まったく、悲しいことというのは・・」
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