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『卓も梓もめちゃくちゃいいヤツだからお互いなかよくしろよ?』
私とたっくんの肩をぽんぽんし笑う大和。
『……あ、よろしくね?』
人見知りの私には簡単に仲良くしろなんて言われても無理だった。
なんか見た感じ相手も
『あ、はい。
か…神崎さん』
かなりの人見知りだ。
『下の名前で呼べばいいのに~っ!』
私ではなく、大和が言った。
『はっ?!』
私は大声を出しながらで大和を見た。
その時…─
『あずっ☆』
まだ大和ともたっくんとも知り合いじゃないヤヨがやってきた。
なんか気が楽になった。
『ヤヨっ♪』
『誰?だち?』
私に問う大和に
『うん♪
小嶋 弥生ちゃん。』
『ど~もお♪』
ぺこりと御辞儀するヤヨは私に腕を絡めた。
『で、幼なじみの本田 大和と…
今知り合いになったばかりの山口 卓くん。』
同じように御辞儀すると、ヤヨは
『山口くんはたっくん。
本田くんはやまちゃんって呼ばせて?』
と速攻であだ名を作った。
しかもちょっと古典的な。
『やまちゃん……って
じゃあ俺は小嶋さんをこっちゃんって呼ぶわっ☆』
やまちゃんとこっちゃんの間であだ名のつけ合いが始まった……
まあ、やまちゃんはその日のみで終了したが…笑
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