February

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「大和ーーーっ!!!!!!」 本田大和(17)。 眠たそうに寝返りをうった。 私の声は届いてるのに聞こえないフリをする。 「進級できなくても知らないからねっ!!!」 そう言い放ちながら私はケータイを開き大和へ電話をした。 知らないと突き放しながらのこの電話。 私って優しすぎる…♪ 大和のケータイは枕元で震えながら音を鳴らした。 着うたは『宇宙戦艦ヤマト』。 私が勝手にDLして勝手に私用の着うたにしたのだ。 嫌がるのを知ってて。 「うわーーっ!!!!! お前っ。梓~っ…!!!!」 飛び跳ねながら起きて急いで止めて私の名前を叫ぶ。 私、神崎 梓(17)。 こんな感じで毎朝過ごしています。 .
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