21人が本棚に入れています
本棚に追加
「大和ーーーっ!!!!!!」
本田大和(17)。
眠たそうに寝返りをうった。
私の声は届いてるのに聞こえないフリをする。
「進級できなくても知らないからねっ!!!」
そう言い放ちながら私はケータイを開き大和へ電話をした。
知らないと突き放しながらのこの電話。
私って優しすぎる…♪
大和のケータイは枕元で震えながら音を鳴らした。
着うたは『宇宙戦艦ヤマト』。
私が勝手にDLして勝手に私用の着うたにしたのだ。
嫌がるのを知ってて。
「うわーーっ!!!!!
お前っ。梓~っ…!!!!」
飛び跳ねながら起きて急いで止めて私の名前を叫ぶ。
私、神崎 梓(17)。
こんな感じで毎朝過ごしています。
.
最初のコメントを投稿しよう!