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「何っ何？!
バレンタインの話っ？★」
私とヤヨの間から顔を出し、雑誌を覗き込む大和。
“うわーっこれうまそう☆!!!”
なんてチョコの写真見ながら言っている。
「梓っ!!!
今年もチョコよろしくなっ！」
って最後にパーフェクトと笑顔を見せ、前に見つけた大和の友達でヤヨの彼氏
山口 卓(17)
(私とヤヨは、たっくんとよんでいる)
のところへかけてった。
あの2人はいつも一緒。
私にとってヤヨを大切に思うように、大和はたっくんをたっくんは大和を大切に思ってるんだろうな。
部活も2人一緒のバスケ部でたっくんが部長の大和は副々部長(自称)である。
大和もたっくんも凄いバスケがうまい。
素人の私がいうのもあれだけど…うまい。
2人のチームワークは神ランクだと私は思う。
たっくんはヤヨに
「後でなっ♪」
と残し、大和と一緒に校舎へ入ってた。
「なるほどねえ…」
笑顔でたっくんに手を振り呟いたヤヨはパタンと雑誌を閉じ、
「あれは鈍感すぎるわ!!!」
と続けた。
「それが5年以上続いてるから困るつぅの。」
「小学生の時からだもんね。」
「まぁね…。」
「2人は近すぎなんだよね。」
「ホント近すぎ。」
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