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私は理解者に、理解者に対する気持ちを全て吐き出した。
しかし理解者は私に何も言ってくれなかった。
私は理解者に問いかけた。
理解者はうやむやな答えしか出してくれなかった。
私は理解者に選択肢を出した。
理解者は口をつぐんだままだった。
私はどうしようもなくなった。今まで通りに自分の気持ちの全てを理解者に話したのに、理解者は何も言ってくれなかった。
理解者の考えていることが分からなかった。
理解者が何をしたいのか分からなかった。
そもそも理解者は、私のことをどう思っていたのだろう。
私たちの間にあった確かな時間さえも分からなくなった。
そうしている内に、私たちは一緒にいることをやめていた。
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