プロローグ

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「いくよー、玲君」 「よっしゃこい!千乃姉!……ぐはっ!?」 「キャハハハハ!玲哉だっさーい!」 「玲哉…そろそろパスくらい、とれるようになれよ」 ここは、小さな町の小さな公園 そこで4人の9~10才位の子供達が、バスケットをして遊んでいる 何とも微笑ましい光景だ …え?俺? いや、ロリコンじゃねーよ、これしか役目の無い、使い捨てキャラのナレーションだよ 「ふんだ!いつかは大輔よりも、うまくなってやるからいいもん!」 玲哉と呼ばれた少年が、頬をふくらませて言った 「じゃあ、せめて私よりうまくならないとね!」 さっき大爆笑していた女の子が、皮肉ったらしい笑みを浮かべる この子の印象は、短髪の活発そうで、それでいて可愛らしいような感じだ いや、だからロリコンじゃないって!ちょっ!通報しないで!! 「うるせ~!唯はおれとかわんないだろ!」 「パスぐらいとれるもん!」 短髪の少女は、唯と言うらしい 「ふふふっ、そろそろ帰ろうか!もう暗いし」 玲哉の顔面にボールをヒットさせた、『千乃姉』と呼ばれていた少女がそう言った この中では一番大人びていて、清楚でおとなしい印象を受ける いや、ロリコンじゃあ… しつこい?すいません 自分でも理解しております 「さんせー!おれ、はらへった!」 先程、玲哉に大輔と呼ばれた少年が腹をさすりながらいった え?他の子みたいに印象とか説明しないのかって? やっぱ、男だしなぁ… やっ、ちょっ、やめ、ギャー!!
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