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「お前が悪いよ…今のは」
死にかけのゴキブリのごとく、ピクピク痙攣する俺に苦笑いで言う大輔
唯はあのあと何故か怒って
「もう帰る!」
と言って大輔に挨拶をして、俺に
「おっと、足が滑った」
と何とも珍しい滑り方をして、メガトンキックを繰り出して行きました
「何で俺が悪いんだよ…」
俺は唯に気を遣ってやったんだぞ?逆に感謝してほしいくらいなんだが
「ハァ…言うだけ無駄だな」
大輔は額に手を当てて、首をやれやれと振る
ムカつくけど、ホントなにしても絵になるんだよなあ
「はっはっは!ぶざまだな、細川玲哉!」
俺を見下しながら、高らかに笑う進化の過程を間違えた変態
「なぁ大輔、誰?あの西郷さん」
「さぁ?火星辺りにいそうだな」
「ちょっ!何で大輔まで!?」
「そんな事言ったら火星の方に失礼だろ?」
「ハハハ、そうだな」
「え?大輔キャラがおかしいよ?」
「何言ってんだよ。お前の顔面よりおかしくないだろ?」
「ハハハ、全くだな」
「……う、うわぁぁぁん!!」
変態が泣きながら体育館から去っていった
いやー、今日も良い天気だなぁ
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