共生

3/8
前へ
/20ページ
次へ
「…そういえば」 「何?」 君がふと思い出したようにぽつりと言った。 「いや、二つぐらい聞きたいことはあるんだけどね。あんた、私の家族が私を捜さないとでも思ったの?」 「あ、忘れてた。でもきっと見つけられないよ」 「なんで」 「だって証拠が無いから」 「はあ…」 君はわざとらしくため息をついて、呆れたとつぶやいた。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加