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ここで私はコイツに条件を出すことにした。
「じゃあ私は家には帰らないけど学校には行く。友だちの家に泊まっていることにすれ」「却下」
即答かよ。
「学校で友だちに助けを求めるかも」
「そんなことする訳無いでしょ」
「そんなことをする可能性のが高いじゃないか」
「……ハァ」
何回目のため息だろうか。そしてコイツはさっき私と約束した事を忘れたのだろうか。もしかしたらふざけているのだろうか。
「だってあんた、私を恐いほどに愛するって言ったでしょ」
「言ったけど……？ 関係ないだろう」
まだ繋がらないのか。一々全てを話さなくちゃわからないのか。
「売り言葉に買い言葉。あんたが私を愛するって言うならふっかけた私もそれに答えなきゃでしょ。それに、」
「自分を愛するっていう僕に興味が湧いた？」
私の言葉を遮り私が言わんとしていたことを当てた奴は意外と頭の回転が早いのかもしれない。
「ビンゴ。だから心配はいらない」
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