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そうだね、と頷く彼にホッと安心する。
そうだ、今日まで話したことすら無かった私を、たかがコンビニの店員だった私を愛するなんていう酔狂でオカシな男をみすみす手放す訳がない。
――…こんな刺激的なこと、あんま無いでしょ?
「……でもね、あともう一つ心配事があるんだ」
「は?」
私は不覚にもポカンとしてしまった。
「もしかしたら学校に君を好いている人間がいるかもしれない」
――…そんな人間には君を見せたくも関わらせたくもないんだ。
あまりにも真剣な顔でそう呟くように話す奴は、
あまりにもただの束縛の強い彼氏の様に見えて、
あまりにも真っ直ぐな人間なんだなと思った。
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