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鞘から剣を抜き始めると同時に、視界を全て真っ白に覆う閃光が発せられる。
刀身が姿を現すに連れて、光は鞘に吸収されるように薄れていく。
バジルは、自分の掌の上に浮いているエネルギーの塊を投げるように、腕を振り下ろした。
剣の切っ先が鞘から抜け、俺はそのまま全力で振り切る。
光を纏った薄水色の剣からは、形の定まらないエネルギーが発せられた。
そのエネルギーは、周りの空間を歪ませながら光速でバジルのエネルギー球に向かっていく。
バジルのエネルギー球は、地面を凹ませながら、受けて立とうと言わんばかりに俺の神魔滅衝波に向かって来る。
神魔滅衝波は進むにつれて空天衝波と同じ三日月型を作り、エネルギーを凝縮させた。
そして、二つの巨大なエネルギーが衝動した!
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