進撃

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会議を終えた次の日。 私はトリギスティア王宮に来ていた。 「女王様、今までお話しした通り、冥王はいつ攻めて来るかわかりません。早急に魔法部隊を結成し、訓練を行うべきです!」 私は片膝を赤いカーペットの上について頭を下げながら、そう進言する。 はっきり言って、普通の軍隊はあてにならない。 またバジルの時のように、大量虐殺が起きるだけだろう。 「・・・・ルピア殿。貴女にお願いがあります」 少しの間黙り込んで何かを考えていた女王様は、静かにそう言ってきた。 「なんでしょうか・・・・?」 女王様がいきなりお願いがあるなんて言うから、驚いて顔を上げてしまった。 私はその頭を慌てて下ろす。 「いいんですよ、気にしなくて。貴女と私は歳もそんなに違わないんですしね。・・・・頼みというのは、貴女に魔法軍の都督【軍の指揮官の様なもの】になって頂きたいのです」
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