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普段着・・といっても、ものすごい豪勢なドレスだけど。
それに着替えた私は、お姉ちゃんと一緒に王宮の庭に出た。
晴れ渡る空の下、沢山の花や気に囲まれながら、たくさんの人が楽しそうにバイキング式で食事をしている。
冥王なんていなかったみたいに、とても平和な光景。
私はこの平和な景色を守るために、一生懸命やらなければいけないんだよね。
「ほらルピア、私達も食べましょ」
お姉ちゃんは、女王としての姿ではなく、一人の姉として私の腕を掴みながら、嬉しそうに笑っていた。
「うん。お姉ちゃん、なんだか嬉しそうだね」
「もちろん! 今まで生きてきた中で一番嬉しいわ!」
子供みたいに喜んでいるお姉ちゃんを見ると、自然と笑みがこぼれた。
「ルピア」
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