進撃

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「ありがとう、ルピア・・・・って、女王様今、なんて・・・・?」 キュムは私に笑顔を向けたあと、お姉ちゃんの言葉に気付いて苦笑いをする。 「私もあなたの友達にしてほしいと言ったのよ。・・駄目かしら?」 お姉ちゃんは、優しいながらも少し悪戯な笑みで返す。 「駄目とかじゃなく、あまりにもおこがましいかと・・・・」 キュムはたじたじ。 見てると笑いが堪えられなくなっちゃう。 「酷いなぁ・・・・ルピアの友達だから私も仲良くなれると思ったのに」 口調を普通の女の子と同じように戻したお姉ちゃんは、そう言いつつも笑っている。 「お姉ちゃん、キュムが困ってるからやめてあげて」 「フフ・・ごめんね」 「キュムも、お姉ちゃんを女王様として捉えず、普通の女の子だと思えばいいわ。お姉ちゃん、それのが喜ぶし」
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