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「そう言われてもなぁ・・・・うわぁ!?」
未だに気が引けてるキュムに、お姉ちゃんが突然飛びついた。
キュムとお姉ちゃんは、綺麗に生える芝生の上に倒れ込む。
「キュム~いつも通りしなさい! 昨日の夜、ルピアから貴女のことも色々聞いたんだから」
この人、普段と王族としているときだと、だいぶ違うんだよなぁ・・・・。
まあ、それがまた面白いんだけど。
「え・・じゃ・・じゃあ、私は女王様の事をなんとお呼びすれば?」
お姉ちゃんに馬乗りされたキュムは、観念したようにそう聞く。
「アニュアスって呼び捨てにしてちょうだい。あ、敬語は一切禁止ね」
お姉ちゃんは満足そうにそう言うと、立ち上がった。
「わ・・わかった。よろしくねアニュアス」
「ええ、よろしくキュム。・・・・うわぁ!」
今度はお姉ちゃんが奇声をあげた。
・・・・突然、地面が揺れはじめたから
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