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「なんだ!?」
敵でも近づいてきてるのか!?
だとしたら、これはかなりやばい。
冥界を揺らすほどの力ということは、俺の混沌完全覚醒に匹敵・・又はそれ以上ってことになる。
「これは・・・・まずい!」
そう思っていた時、ルウが何かを思いついたように言った。
やっぱり、なにかあるんだ!
「みんな、今から全力で走ってもらうよ!」
逃げるのか?
そう思っていたら、ラミールとヴィルダムが覚醒状態に移行し、バジルも変身した。
俺も完全覚醒し、四枚の黒い翼を生やす。
「行くぞ!」
ヴィルダムの号令で、皆が一斉に動きはじめる。
俺は翼を羽ばたかせ、超高速で移動を始めた。
ルウはラミールに持たれ、他の全員は俺と同等のスピードで直進する。
前に進むにつれて、巨大でまがまがしい魔気が体にひしひしと伝わってきた。
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