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いつ何が来てもいいように、光刃刀を抜いて右手に持ちながら前方に進む。
段々と魔気が濃くなってきた。
でもなんだ・・・・?
少しながら違和感を感じる。
冥王の魔気を直に感じるのは初めてだが、なぜ違和感を覚えるんだ?
ものすごく強い気なのに、芯がないというか・・・・。
不安を胸に抱きながら、俺はひたすら飛んだ。
「陽一のやつ、先に行きやがって」
陽一に置いてかれた俺達は、出来るだけ全力で直進する。
「まあ、焦る気持ちもわかるんだけどね」
こいつはなんでこんなに余裕なんだ?
相変わらずラミールに、そんなことを思ってしまう。
「まあ混沌になんて追い付けるわけ・・・・あ、追いついた」
は?
まだ陽一が離れて一分も経ってないじゃないか。
そう思いながらもラミール達に合わせて止まると、ルウの言うとおり、そこには陽一がいた。
ここは・・・・
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