3107人が本棚に入れています
本棚に追加
光はすぐに大きくなり、それはやがて俺の視界全てを覆う程になる。
「ルピア・・・・」
俺は小さくそう呟きながら、移動を続けた。
「どうすんだ?」
冥王の魔気はまだ奥から感じるが、陽一は渦の中へ行ってしまった。
まあ、どうするかなんて聞くまでも無いだろうが。
「そりゃあもちろん追い掛ける」
ルウはなんだか嬉しそうに笑う。
その直後にラミールがルウを抱え、渦の中へと飛び込んだ。
「はぁ・・どいつもこいつも」
俺は口元を緩めながらそう言うと、バジルと共にラミール達を追い掛けはじめた。
この先には何があるんだ?
入ってみてわかったが、この渦には冥王が通った気配が残っている。
考えられるのは・・・・
地上と魔界くらいか。
最初のコメントを投稿しよう!