3107人が本棚に入れています
本棚に追加
「地震・・・・!?」
キュムは倒れないように必死でバランスを取りながら、そう聞いてくる。
「とりあえず・・・・浮いたら?」
私とお姉ちゃんはすぐに浮遊魔法で浮いたから、キュムみたいにバランスをとる必要は無かった。
「あ、そうか」
キュムはそう言うと、腰に帯びていた杖を握って軽く振った。
それにしても、これはただの地震じゃ無いわね。
「お姉ちゃん」
もしかしたら・・・・いや、多分確実に冥王が来たんだ。
地上を侵略しに来たにしては、早過ぎる気がする。
まさか、私を幹部に迎えに来たとか・・・・?
「これは・・・・冥王が地上に進撃してきたのね」
お姉ちゃんは私の顔を見て、不安そうに呟く。
「多分ね・・・・どうする?」
最初のコメントを投稿しよう!