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「早速だけどルピア、貴女に軍の指揮をとってもらうわ」
お姉ちゃんは少し考えたあと、私の顔を真剣な眼差しで見ながらそう言ってくる。
「いきなり指揮って・・・・」
言うことを聞いてくれるかもわからないし、訓練だって何もしていない。
そんな状態で冥王軍と戦っても、死体の山が出来るだけだわ・・・・。
「ごめんお姉ちゃん。今回は国の軍隊は使わない。無駄に死人は増やしたくないの」
私やキュム、創造神との戦いの時に最前線にいたような人達だけで、冥王軍に立ち向かう。
ただの雑兵程度なら、それで十分なはずだから。
「・・・・わかったわ。でも、私は行くわよ?」
女王であるお姉ちゃんを連れていくわけにはいかない・・・・そう言いたいところだけど、今はそんな余裕はない。
「うん、お願いするわ」
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