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いつ何が襲い掛かってくるかわからない。
どんな状況でもすぐに反撃できるように、周りに光壁を張って杖を構えながら、前方の膨らみに向かって高速で直進する。
「ねえルピア・・・・あれって」
近づくにつれて、蟻のように沸き出ていたものの正体が見えてきた。
それはキュムにも同じようで、不安そうに私に話しかけてくる。
「ええ。・・・・人ね」
地面から沸いて出てくるのは、間違いなく人。もしくはその形をした何かか、死者が蘇ってきたもの。
敵が冥界の支配者なら、死者が復活するなんて十分にありえるわ。
創造神の時もあったんだし。
でも今回は・・・・何故か私みたいに生きた人間が敵にいるんだけど。
しかも、見た目から力まで何もかも一緒っていう厄介な奴が。
私達は、特に攻撃を受けることもなく、冥王軍の前へとたどり着いた。
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