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今の私たちの攻撃で、敵は千くらいは減ったと思う。
それでも、相変わらず前方の景色を埋め尽くしているのには変わりない。
百万は軽く超えそうね。
それに対して、こっちは学院長達を入れても七人。
七対百万なんて、絶対に他ではありえない戦いね。
まあ・・・正直どうでもいいんだけど。
「二人とも聞いて」
そんなことより、さっきの考察を二人に伝えなきゃ。
魔法を連射して敵を減らしていた二人は攻撃を止め、私の方を向く。
「さっきの攻撃で思ったんだけど、こいつらはそれぞれ、喰らう攻撃とそうじゃないものがあるわ」
おそらく、キュムの無絶や私の虹ですら効かない敵はいるだろう。
「要するに・・・・色んな系統の魔法を撃てばいいのね?」
さすがにお姉ちゃんは素晴らしいくらいの状況判断能力だ。
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