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「あくまでも私の予想だけどね。でも多分、当たってる」
一瞬でこの軍団全てを包む程の範囲の魔法。
それが出来るのは、私しかいない。
覚醒しなきゃ、魔力が全然足りないから。
そして、私でも撃てて三発。
それで倒せない敵は・・・・お姉ちゃんとキュムに任せるしかない。
「私が今から白光完全覚醒の虹光波法で、敵全体を攻撃するわ。でも溜めがいるから、二人はその間、色んな系統の魔法で攻撃を続けて」
そう言うと同時に、魔力を集中させる。
私の体から、白い風のようなオーラが出て、周辺を包み込んだ。
そのオーラは杖の周りを渦巻き、魔力を高めていく。
「まったく・・・・相変わらずの物言いね」
キュムは呆れた様にため息を尽きながらも笑った。
「確かに。姉をこき使うなんて、良い身分ね」
お姉ちゃんも同じように笑う。
『「いくわよ!」』
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