地上軍vs冥王軍

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「さてと・・・」 キュムが戦いに戻ったのを確認した私は、強気な笑みを浮かべながらセルヴへと視線を移す。 「隙だらけの私を攻撃しないのは、余裕のつもり?」 光壁も風壁もなにも張っていなかった。 要するに、攻撃すればダメージくらいは与えられた。 「簡単なことです。女性に対して不意打ちなんて、卑怯じゃないですか。私はこれでも紳士なんですよ」 余裕ってことね。 なめてくれるじゃないの。 「そう・・・要するに、ただのキザ野郎ってことね!」 私は大声でそう言うと共に、セルヴに杖を向ける。 次の瞬間には、セルヴの体を真空の刃が襲った。 ・・・やっぱり効かないものもあるみたいね。 真空の刃は確実にセルヴを捉えたが、まるでダメージはない。
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