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「ほぅ。素晴らしい魔力ですね。私の魅惑の縛りを力ずくで破るなんて」
全くなんなのよ・・・。
少しくらいは怖じ気づいてくれると思ったのに、相変わらず笑っている。
距離を取った私は、杖を構え自分に白をかける。
白光完全覚醒で白をかけておけば、相手がどんなに速くても見えるはず。
たとえ見えなくても、見失った瞬間に移動すればいい。
「次はこっちからいくわよ!」
杖を敵に向けて突き出し、その先端から無数の鉄の刃が飛び出す。
地球の東京で初めて見た"日本刀"という刀。
普通の刀と似てるんだけど、切れ味が違う。
その日本刀が無数に出現し、セルヴの前後左右と上空を覆った。
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